やっとこさ・・・秋ドラ評!│連休終了!!

2008年10月25日

Book Review:新野剛志『あぽやん』

「あぽやん」。
旅行業界用語である空港=「APO」を文字って
旅行会社から出向している空港勤務の人々を
親しみをこめてこう呼ぶのだそうだ。

『あぽやん』新野剛志


「成田空港」・・・・・
私のように、この響きを耳にしただけで
なんだか無性にワクワク・ドキドキしてしまう、
そんな「空港好き」の方には、たまらない1冊です。

大手旅行会社に勤務する、30歳を目前にした主人公・遠藤は
出世街道からは一線外れた「空港勤務」に異動になる。

てんでヤル気のない遠藤に降りかかってくるのは
エアーチケットの発券ミスや、旅行客のパスポート忘れ
どう見てもおかしなスジのクレーマーやらと・・・・
立て続けに勃発するトラブルに
読んでるこっちが胃が痛くなってきそうなほど・・・。

私が成田を利用する際も毎度お世話になっている
一見華やかそうな空港係員だが
あの笑顔の裏には、相当な苦労が隠されているんだな〜と思うと・・・・・はい、
「毎回ちゃんと飛ばせてもらって、ありがとうございます。。。」
と拝みたくなります。

そう、そんな彼らの心の拠りどころは
「何がなんでも、お客様には笑顔で出発してもらう」という思い。

確かに、日本の空港では
出発時間が近づいた便名が書かれたボードを持って
顧客の名前を叫びながら全力疾走している係員をよく見かけます。
・・・・あ〜それを思うと、数年前・・・
NHKの中継の仕事でチュニジアに行く際
乗換えのローマ空港で、次のチュニジア行き乗換え便においてかれちゃって
ローマの夜の街を彷徨った悲しい思い出がよみがえります・・・。
(おかげで翌日、ローマ観光ができましたが・・・)
いやしかし・・・あんまりあっさりとおいてかれたもんで、あんぐりでした。
全力疾走する係員の「絶対にお客様を出発させる!!」という熱い精神は
もしかしたら日本だけなのかもしれませんね・・・・。

出発時間が迫った、空港の臨場感
「絶対!絶対に出発してもらうんだ!!」という遠藤の疾走ぶりは
読んでいて、常に鮮明に「映像化」されて頭に浮かび・・・
あれ〜これはドラマ化したら面白いかも・・・!?と思いながら読んでました。
・・・これだけ終始「成田空港ロケ」はやっぱ厳しいかな!?

は〜久々、夢中で一気に読めちゃった作品でした♪

・・・・・ああ、旅したい・・・。

kappa_ginga at 17:44│Comments(0)│Book Review 

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