Book Review

2021年05月27日

Book Review:三浦春馬『日本製』

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こんなにも、モノを慈しんだり、
人の努力やその想いを汲むことができたり、
日本の豊かな食を貪欲に楽しめるような人が・・・。

どうしてだったのかな、とやっぱり・・・・・思いあぐねてしまう。


雑誌の連載で、約4年をかけ
全国47都道府県の「メイド・イン・ジャパン」を求めて歩いた
三浦春馬くんの壮大な旅の記録。


ページをめくりながら、彼の好奇心や感情の機微に触れるたびに
どうしても生まれてしまうギモンに胸が痛くなったり、
47都道府県、彼が出会ってきた方々が流したであろう涙を思うと
もうたまらなくなってくるけど、
また読み進めるうちに、その天真爛漫な笑顔は現実を忘れさせる。


・・・・気づいたら、読破するのにどっぷり6時間・・・・。
400ページもあるしね。

ありがちな「タレント旅本」と侮ることなかれ。
読み応え充分の取材内容は
そもそも一雑誌の連載記事だったと考えるとあまりに濃密で、
よくぞ4年も続けてこられたなあ〜〜とただただ感嘆。


全国を飛び回り、彼が体感してきた「メイド・イン・ジャパン」の
食・工芸・技術・文化・・・・・・
本当にまだまだ、知らないことがいっぱいあるなあ〜!

私も、自分の残りの人生で、全47都道府県をこの足で訪れるのは
どうやらそろそろ無理っぽい、というのは気づきはじめてきたので
知識だけでもね、もっともっと日本を知っておきたいよね。


ふだん図書館通いなので、
まず自腹で本を買うことなんてない私ですが (^^;)
この本は、手元にずっと置いておきたい1冊かも・・・・と思いました。


kappa_ginga at 18:57|Permalink│Comments(0)

2021年04月08日

獅子座、A型

こないだ読んだ、女優・鈴木保奈美さんのエッセイ
『獅子座、A型、丙午。』

まずはそのタイトルに、図書館で速攻予約しちゃったんだけど・・・・・・
いやあ〜〜面白かったなあ〜〜!一気読み!


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文章がとにかく軽快で、
時折のべらんめえ口調(笑)・・・・・あはは〜〜こりゃ意外!!

この方のエッセイを、声をあげて笑って読むとは思わなかった。


丙午、じゃあ〜ないけど、アタシも獅子座、A型。

あえて呼ばせていただく、そんな保奈美ねえさん、
性格や物の捉え方など、やっぱり相通ずるところがあるのかもな〜!

とはいえ一方、私が持ち合わせないような豊かな感性に
「ほほう」と唸らせられたり・・・・・・。

いやちょっと・・・・保奈美ねえさん!!
勝手に抱いていたクールな印象とは
ガラリとイメージが変わっちゃったかも・・・・・・♪


ある一篇。
「飛行機に乗ると、電車の中の五歳児みたいに窓の外ばかり見ている」

ねえさん! アタシもおんなじよ! (笑)
へえ〜〜なんだかこれまた・・・意外だなあ〜〜! 

(通路側の席でコーヒー飲みながら雑誌に目を通している・・・・といった
 凡庸すぎるクールビューティなイメージが、また覆される。)


いやあもう・・・・・・もしも身近にいらっしゃったならば
ぜひともお友達になっていただきたいお人柄でございますわ。 (*^▽^*)


(エッセイの抜粋 web版は コチラ!)



あ、そういえばご主人、石橋タカさんの番組
『石橋、薪を焚べる』が終わっちゃって、すっっっごく残念。
大好きだったのになぁ・・・・・・。

無理におちゃらけたりせず、
真摯にじっくり、ゲストのお話に耳を傾けるタカさんも素敵で
あのゆるやかで上質な時間が、もう味わえないのが寂しいです・・・・ (´з`)



kappa_ginga at 20:35|Permalink│Comments(0)

2020年01月09日

水どう新作!

いやあ〜〜こちら・・・・なかなか面白かったです。

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著者は、至極最近(2016年頃)、たまたまTVK(テレビ神奈川)での
『原付ベトナム縦断』を見て興味を持たれたという
女性の大学教授の方です。
(ちょうどミスターと同い歳とのこと)

この本のテーマになっている
伝説的ローカル番組『水曜どうでしょう』に私がハマったのは
本放送が終わった後の2004年頃。
夫が知人から借りてきた
これまた『原付ベトナム縦断』のDVDがきっかけでしたね〜。

その斬新な番組スタイルと
いままで味わったことのない笑い(恐らく、出演者&D陣の会話の妙)に
あっという間に、ずっぽりハマリました ( ̄∇ ̄;)
(しばらく我が家では、大泉・藤村両氏の話し方が流行る。(笑))

それ以後、関東界隈では、TVKやテレ玉、MXなど
年中必ず(現在でも!)、どっかしらのローカル局で放送されているので
全企画、視聴することができました!
(全企画分、DVDに焼いた! (^^;))


私と年齢が一緒の大泉さん・・・・・・・・
当初、「こんなに面白い同い歳がいるとは!!」と
えらく感嘆したもんです(笑)

(そして、その後の全国区の大躍進が
 ちょっと寂しかったりもした・・・・ (^ε^;))



さてさて、どうでしょう班。
昨年、新しい旅にでたようですね♪♪

どうせ関東で見られるのは、ず〜〜っと先なんだろうなあ〜〜と
うかうかしていたら・・・・・・・・おおお!!

来週15日(水)から、TOKYO MX ですと!!!

あ、あぶねえ〜〜〜〜〜!!!! w(゚o゚;)w




冒頭に紹介した本のタイトルのように
「自分も一緒に、旅をしているような気分になる」(5人目の旅人)というのが
なんといっても、この番組の魅力。

話はややそれますが、私も自分の旅ブログのコメントで
「一緒に旅をしている気分になります!」といったお言葉を頂くのが
もう・・・・めちゃくちゃ嬉しいんですが
自分は行けずとも「旅の疑似体験」ができるって
本当にとっても素敵なことだと思います。


さて、今回はいったいどんな旅なのか・・・・・・・・
久方ぶりの、あのワクワク・・・・・・・・楽しみだわ〜♪♪


kappa_ginga at 19:56|Permalink│Comments(2)

2019年09月20日

ラガーにゃんでお勉強♪

今日から開幕する、ラグビーワールドカップ2019!

夫も業務に当たるため、今日も調布の東京スタジアムに向かいましたが
服装の規定が厳密で・・・・・・

黒色スーツに、ボタンダウンでない白シャツ、紺色無地ネクタイ・・・・。
夫は普段、ほとんどこの「白シャツ」を着ないので
(冠婚葬祭用のは、太って着れなくなっていた ( ̄◇ ̄;))
あと、紺色ネクタイなんてのも持ってなく
先日、急いで「しまむら」に買いに行きました=3=3=3



さてさて、ラグビーといえば
先日最終回を迎えた『ノーサイド・ゲーム』も面白かったなあ〜♪

私も当初、「ラグビーなんてさっぱり・・・・」だったんですけど
図書館で借りてきたコレ・・・・・・・おススメです!!




ラガーにゃん!!!
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読売新聞をお読みの方は、
土曜版「猫ピッチャー」でもおなじみの、そにしけんじさんのマンガ!


「猫でもわかるラグビー入門」とあるように
全くラグビーを知らないネコたちが、
複雑なラグビーのルール
を学んでいきます。

時折、ネコの習性が出てきてしまうので
特訓もなかなかすんなりいきませんが。(笑)
(ネコをお飼いの方は分かる「ネコあるある」がたまらんです♪)



そう、この本。ずいぶん前に一度借りていて、
その後、『ノーサイド・ゲーム』を見てからは
ラグビーもちょっと分かった気になったし(!)
ワールドカップ前に、もう一度おさらいしよう!・・・・と
再び借りてきたのですが・・・・・・・・


あら、これ・・・・・・・! 
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『ノーサイド・ゲーム』浜畑役の、
廣瀬俊朗さんが解説を書いていたのだったわ!!
いま、気づいた!!(^▽^;)


いやあ〜!浜畑・・・・カッコよかったねぇ〜!!
ラストに、新GMに就任したのにもキュンキュン♪♪ o(* ̄▽ ̄*)o
そう、この浜畑役の廣瀬俊朗さん、
演技も上手いので、実際に元日本代表選手だったなんて、びっくり!


そんな廣瀬さんの、選手目線での解説がとっても分かりやすいし
ダメダメなネコたちへの、優しいツッコミも素敵です♪

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(夫にも見せたら・・・・「もっと早く読んどきたかった・・・・」だって。
 ごめんよ、教えずに。(^ε^;))


今日中にもう1回おさらいして・・・・・・
今晩はロシア戦、応援するぞ〜〜!!\(^▽^)/




kappa_ginga at 13:24|Permalink│Comments(6)

2019年03月04日

Book Review:『ロブスターの歴史』

すっかりブログ更新の間があいてしまったうちに
あらあら、もう3月!!

やっぱり、2月はあっという間だったわねぇ〜〜。

スキーシーズン、今年もウキウキ楽しく見ていた番組、
『SKI TV2』も、え〜〜〜!今週が最終回だって!!

うわあ〜〜〜うかうかしてたら、
スキーシーズンも終わりに近づいちゃってる〜〜!! (ToT)

(ちなみにこの番組、
 むか〜し『SKI NOW』とか見てた世代には、たまらん番組!)


結局、2月中はスキー、一度も行けずでしたが・・・・
3月中は今のところ、2回ほど予定アリ♪♪

駆け込みの春スキー・・・・♪
春らしい、ピーカンのお天気に恵まれるといいなあ〜〜o(* ̄▽ ̄*)o





さてさて。
話はガラッと変わりますが・・・・・・・・




図書館で、こんな本を発見!!!(笑)
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『レッドロブスター』のヘビーユーザーであり、
さらに、ここ数年のクリスマスは、活きロブスターを取り寄せて
「家ロブ」まで楽しむようになってしまった私としては
手に取らないわけにはいかず・・・・・・・・ ( ̄∇ ̄;)




「ロブスターとは?」という、概論からはじまりまして・・・・・・・・
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でた!!
「ロブスターは痛みを感じるか?」

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こ〜れ〜は・・・・・・・・・・・・。( ̄◇ ̄;)

自宅で、ロブスターを自ら調理する際、
どうしても頭の中をよぎってしまう、ギモン&心配&罪悪感・・・・。



我が家の調理法はスチームですが
蒸し器の中に、まだ動いているロブスターを押し込めて
蓋をし、火にかける・・・・。

(蓋がガラス製のため・・・・)その後は、
もう見ないように、その場から、するりと離れます。( ̄ε ̄;)


これらの作業中は、努めて「無感情」。
なので、毎年調理するうちに、少しは慣れてきたようにも思ってましたが・・・・
あぁ〜〜こんなの読んだら、また余計なことを考えてしまうよなあ。。(-_-;)



この「ロブスターは痛みを感じるか?」問題は
諸外国でも「感じる」「いや、感じない」と議論がされているそう。




ロブスターを食すこと自体、反対している団体も・・・・。

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うぎゃぎゃぎゃ〜〜〜〜!!( ̄ロ ̄|||)

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なんか今更だけど・・・・すごい本を手に取ってしまった・・・・。



・・・・もうね。
いまや、直接「手にかけてしまっている」私としては ( ̄∇ ̄;)
「ロブスターには脳がなく、痛みを処理する心理的ソフトウエアがない。」
という意見のほうを支持するしかないです。

(そう思いこまないと・・・・自宅調理なんて、ムリ!!)




動物愛護団体が薦めている、電気ショック機!!( ̄◇ ̄)
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110ボルトの電流で瞬時に気絶させ、
5〜10秒で死に至らしめる、というが・・・・・・

コレにしたって・・・・・・ねえ・・・・!!(-_-;)




牛だって豚だって・・・・・・
命あるものをいただく際は、我々人間、
ありがたく感謝をもって、美味しくいただいておるのです。

ですので、今後もロブスターさんにも、
ただただ、感謝の気持ちで・・・・・・・・。m(_ _)m




(そう。な〜〜んもなかった、今年の結婚記念日(笑)
 数日後、しっかりレッドロブスターでお祝いいたしましたよ♪♪)




kappa_ginga at 20:44|Permalink│Comments(0)

2015年06月23日

Book Review:『美しい人体図鑑』

こないだ借りてきた図鑑。かなり見ごたえあり!


『美しい人体図鑑』 ポプラ社

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ずばり、人体の細胞や器官、
はたまたウイルスやがんなどの人体の敵までもを
超高性能の顕微鏡で撮影した写真集。

ニューロン、樹状細胞、メラトニン‥‥‥‥萌え〜〜〜っ!!└(* ̄▽ ̄*)┘
‥‥いやあ〜〜たしかに、美しい。。。



でも、こういうの見てると、なんだか細胞が異常活動してくるかのように
カラダの奥底が、ウズウズムズムズしてきます。


来月は人間ドック‥‥‥‥もうさっさと受けちゃいたい! (^0^;)




あ、全然話変わるけど‥‥

当livedoorブログ、こないだから広告表示が一切出なくなりました〜〜!
見た目もなんだかスッキリしたでしょ♪ あ、そんなに変わんない??(^ε^;)

でもアタシ的には、livedoorの太っ腹に大満足。。。
一時期、他のブログに引越ししかけたけど‥‥浮気しないでよかった〜〜♪♪

(広告出ないのはPC版のみらしい。スマホでは出てるみたいだけど‥‥。
 自分のブログ、PC以外ではほぼ見たことがないので‥‥スミマセン。。。)





kappa_ginga at 17:48|Permalink│Comments(2)

2015年04月09日

Book Review:西加奈子『サラバ!』

昨年11月の台湾旅からはじまって
それから旅行記編集‥‥スキー部‥‥と、
なにかとバタバタバタバタ‥‥の日々が続いておりました。

んなもんで
なんだかこうやって、がっつりど〜〜っぷりの読書なんて
ほんと、ひさしぶりだったわ〜〜!!


西加奈子さんの『サラバ!』
ナイスタイミングで、予約待ちの図書館からゲットです♪♪
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2日かけて、一気読み。

か〜な〜り〜のボリュームでしたが、西さんの文章は読みやすく
さくっと主人公の世界に移入できるので、夢中になって読めちゃいました。

最近西さんは、よくテレビにも出られてて
そのキュートな人となりも知っていたから
余計入り込みやすかったのかな〜?
しかし西さんは、「だから」の使い方が面白い。

ただ、ラストはわりとあっさり。
おおよその予想通りのシメで終わってしまったのだけど
(このボリュームに対する)
見返りやご褒美的な大どんでん返しを期待しすぎていたのは
まだまだ私の浅さだろうか?

でも、落としどころがどうであれ、ストーリーに夢中にハマったのは確か。

このボリューム、面白くなけりゃ、
私の通常のペースじゃ2日じゃとても読めません(^ε^;)
そして、すごく映像にしやすかったんだなあ‥‥ある程度私の中では
役者の布陣が‥‥(笑)
勝手な配役で映像にしつつ、楽しんでました。
映画化されるのかな‥‥実際、ムズカシそうだけど。。。



kappa_ginga at 22:14|Permalink│Comments(0)

2014年07月29日

Book Review:中江有里『ホンのひととき』

朝、いつものように フジテレビ 『とくダネ!』 にチャンネルを合わせると
(Oさん、Kアナに、いちいちブーブー文句垂れながらも、
 毎朝見る。何故だ!?)
お、今朝のコメンテーターは中江有里さんだ!

そうそ、いまちょうど、中江さんの本を読んでるんだよね〜♪


今は執筆業もされている、ものすごい読書家の中江さん。
NHK『週刊ブックレビュー』の司会もされていたくらいですからね〜♪

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中江さんの、本にまつわるエッセイのほか
約100冊にも及ぶ書評が、スゴイ読み応えの1冊!

本当に様々なジャンルを網羅されておられる!!





中江さんの魅力的な書評のおかげで‥‥うわあ〜、
コレも読みたい!アレも読みたい!!
PCを傍らに、図書館の在庫をチェックチェック!!

‥‥私が通う図書館のサイトでは、予約サービスのほかに
「今度読みたい本」という、
予約候補を50冊までストックできるボックスがあって
もう‥‥ボックス内がパンパンっす‥‥(゜∇゜;)


私と同い年の中江さん。
文章にとっても品があるし、その一文一文からは
同性として 「惚れてまうやろ‥‥♪」 な、素敵なお人柄が伺えます。
ほんとにこのような、聡明で、穏やか(ココがポイント!)な女性‥‥
憧れちゃいます。


ご一緒に NHK『週刊ブックレビュー』の司会をされていた
児玉清さんへの想いを綴った文章も数篇載っていて
‥‥そう、ドラマ 『HERO』 で、
先日ホロリしたタイミングとも重なって、グッときてしまいました‥‥。

中江さんの書評には、児玉さんの著書も数冊紹介されています。
これまた大変な読書家だったという児玉さん。
恥ずかしながら著書にはこれまで触れたことがありませんでしたが
早速図書館で予約を入れたいと思います!




キホン、カラダが「夏仕様」に作られているアタシは(*^^*)
夏は体力的にも精神的にも元気だし、日々すこぶる快調なので
読書も、この時期がススムんだよね〜〜〜〜、ヘンかね!?
新潮文庫・夏の100冊!‥‥みたいなね(笑)。

なんか、アタシにとっては夏は読書の季節!!


扇風機ガンガンまわして(ひとりの時は、クーラーはつけない)
ビール飲みのみ、
竹カーペットに寝っ転がりながらの読書なんて‥‥‥‥

あぁ〜〜、至福極まりなしっ!!└(* ̄▽ ̄*)┘




P.S. 
先週の酷暑には、さすがのアタシも
「家庭内熱中症」になるかと思った‥‥。
(クーラーつけないし‥‥。
 だが、午後4時位で断念!クーラーON!惨敗!!(TεT) )
しかしここ数日は、30度前後に落ち着いていて‥‥
この「30度前後」が、「うわぁ〜〜〜涼しいぃぃぃ〜♪♪♪」
‥‥と思えることが、なんだかスゴイわ。。。
アタシの身体の「夏仕様」‥‥年々、強化されていってる気がする。。。

kappa_ginga at 19:34|Permalink│Comments(2)

2014年05月20日

Book Review:乾くるみ 『イニシエーション・ラブ』

「結末がスゴイ!」とか、
「絶対、もう一度読み返す!」とか‥‥
さらには、日テレ 『しゃべくり007』で、「有田が絶賛!!」とかで‥‥

なんだか話題の1冊らしい、乾くるみ 『イニシエーション・ラブ』。


ちょっと気になったので、図書館で予約し
待つこと2ヶ月でようやく入手‥‥。



そもそも私は、小説の類は
割とザザーーーッと読みしてしまうタイプなんで、
「いくらなんでも、わざわざ読み返しはせんだろう!!」と
高をくくっていた上に、
もうあと数ページで読み終わっちゃう、という段階になっても
「えええ〜〜〜、別に、なんてことない話じゃん‥‥???」なんて
肩透かしすら感じていたら‥‥



‥‥な、なんじゃ!? この最後の2行は!!!!

こりゃ‥‥
読み返さずにはおれんだろう!!!!!( ̄◇ ̄;)




んん???  んんんんん?????

( すぐには真相が暴けず‥‥ひたすらページをめくり、あちこち乱読。)



‥‥‥‥ん!?!?!?

‥‥う‥‥‥‥‥‥うわあああああああああ。




ええ、確かに要所要所、文章に多少の違和感はあったんですが
はい。 最終的には、まんまと引っかかってました‥‥。





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あまりに惨敗だった為か、なぜか軽い疲労感を感じつつ、
只今、じっくり読み返し中‥‥。

改めて辻褄を合わせていくと‥‥
あいや〜〜緻密だなあ〜〜〜

あ〜〜やられた〜〜( ̄∇ ̄;)

kappa_ginga at 20:27|Permalink│Comments(0)

2013年09月11日

Book Review:シゲタサヤカ『おいしいぼうし』

お気に入りの絵本作家・シゲタサヤカ氏が
またまたやってくれた!!└(* ̄▽ ̄*)┘


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著:シゲタサヤカ『おいしいぼうし』

おいしいぼうし、って‥‥一体、何!?!?

絵で見るかぎりは、なんだかぷよぷよで‥‥ペトペトしてそうで‥‥
‥‥かなり気味悪い。

それがほんとに「おいしい」の!?‥‥って。。。

(まーたこのじいさんばあさんが、ウマそうに喰うんだ‥‥!)





物語の中盤で、その正体が判明。



ピカーーーーーン!!  なるほどーーーー!!!!


ぷよぷよっ!! ペトペトっ!!! (笑)





あまりに、このピカーーーーン!!ときたのが快感だったので
この快感を夫にも味わってもらいたくって
仕事から帰宅早々の夫に、絵本をゴリ押しするアタシ‥‥(笑)

おほほ。
期待通り、夫も「おおぉ〜〜!!」と、納得のリアクション。やった!



ぜひこのピカーーーーン!!を、みなさんも味わってみてください♪
 ( 『絵本ナビ』 HP から、サインインでためし読み可!)


あ、背表紙の絵を見ちゃうと
勘のいい方は分かっちゃうかも!?(注!)


kappa_ginga at 18:58|Permalink│Comments(0)

2013年07月23日

Book Review:ボンボヤージュ『旅ボン ハワイ編』

毎度見逃せない、とんねるず憲さんの
BSフジ 『木梨目線!憲sunのHAWAII』。

第4弾の今回も実にナイスっした〜〜└(* ̄▽ ̄*)┘


憲さんのこの番組は、あのゆるゆる感がいいよね〜。
お酒なんか飲みながらまった〜〜り見てると、
憲さんと一緒にハワイでブラブラしてる気分♪
毎回思うけど、憲さんの 「早起きハワイ」は見習わないとな〜〜と(´▽`)

憲さんおススメの、お店とかグルメスポットとか
もうかなり 「今度行ってみたいメモ」が溜まってきているんだけど‥‥
あ〜〜〜、いつ消化できるのやら!?!?‥‥今年は、ムリか!?( ̄ε ̄;)




そしてそして、ハワイといえば‥‥
最近の読んだハワイ本で、かなりのヒット作!!!



著:ボンボヤージュ『旅ボン ハワイ編』
いやあ〜〜、笑った笑った!!!

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猫似だという作者は、作中は猫姿。
なかなか味わいある、カワユイ猫さんなんだが
なんとこの作者のボンボヤージュ氏
私と同い年のアラフォー男子というから、また驚き!

てなもんで、ヘンな親近感も湧きつつ
基本インドア派の作者が (そもそもノリ気でない)
斜に捉えるハワイ像がまた面白い。
とにかく痛い目にあっている(^^;)


んでもって、さらにツボだったのは
同じくアラフォー男子の夫と
あらゆるリアクションが酷似している‥‥(爆笑)
いやあ、笑いまくりました!!



「あれもステキ! これもステキ!」みたいな、ゴリ押し的なハワイガイドよりも
インドア & 初ハワイの作者のショージキ目線が
なかなかリアルで面白かったぞ〜♪




あああああ〜〜〜〜、ハワイ‥‥行きてえ〜〜〜└( ̄◇ ̄;)┐

kappa_ginga at 22:41|Permalink│Comments(2)

2013年04月08日

Book Review:曠野すぐり『東上線 各駅短編集』

ちょいとのご無沙汰でした〜└(^∇^ )

春ドラマもちらほら始まって‥‥
NHK朝ドラ『あまちゃん』がなかなか好感触で
『純と愛』があまりにも酷かった故、ようやっとホッとしております。
じぇじぇじぇ!!(笑)


最近はもっぱら、
元フジテレビアナの長谷川豊氏のブログから目が離せません(爆)。
ご本人の記事、それに対する賛否両論の読者コメントも含め、
面白くなってきてます。
真相を引っ張りまくってますが‥‥
オチが「あれれ?」とならないことを期待してます!


あ、PCも買い換えました。愛用のXPが瀕死状態だったので。
(起動からまともにサイトが見れるまで約15分‥‥)
購入後しばらくは、Win8との激闘の日々でしたが
それもどうにかようやっと乗り越え
それ以上に‥‥起動して1分後には検索とかしちゃってる自分に
嗚咽もんです。(ToT)


‥‥いや〜〜春。。。 新生活ですわ‥‥♪



‥‥そう、春。表題の東上線(笑)

今春の東武東上線と、東急東横線・みなとみらい線の相互乗り入れによって
東上線の我が最寄駅から、横浜まで1本で行けるようになりました〜。

‥‥1時間半近くかかっちゃうけどね。
こりゃ席の確保は絶対(^0^;)

そのうち中華街にでも遊びに行ってみたいと思います♪


そう。東上線、っちゅうと‥‥

先日なんとなく図書館で借りてきた本。
曠野すぐり:著 『東上線 各駅短編集』

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東上線・池袋駅〜寄居駅、全38駅の
1駅1駅をモチーフにした短編小説集。

東上線とは縁もゆかりもなく、実際あとがきでも
「特徴がない」とか「引っ掛かりが出てこない」などと書いていて
全然東上線にピンとこない作者なんだけど
それなのに、まあよく書いたな〜38編、という不思議な1冊。(笑)



うん、確かに東上線ってなんとなくあか抜けないし
(各駅東武ストアの昭和臭とか)
生まれも育ちも川越の私でも、実家の最寄り駅がJR川越線なのもあって
あんまり東上線には思い入れがないんだよな〜。

この本の各物語(小説)の中でも、
あそこの駅が地味だの寂れてるだのと書かれ放題だけど
東上線に思い入れがない私としては「あはは〜、でも当たってるし〜」(笑)
なんて短編集をパラパラやりつつも‥‥あれ‥‥

思い入れがないなんて言ってるけど‥‥そ〜いや〜‥‥

そんな私も大学4年間、
最初の2年は高坂駅、残りの2年は東武練馬駅に通い、
在学中は、若葉駅、霞ヶ関駅、新河岸駅の各駅前にある
チェーン学習塾で講師バイト。
(担当クラスの業間20分で
 ダッシュで東上線に乗って校舎移動したりもしたなあ!)

就職して東京に独り暮らししてた時は、週末実家に帰るのに
JR埼京線は終電早いので、
頼みは東上線の池袋駅発川越市行き最終24:44。

そしてその数年ののち、鶴瀬育ち・在住の夫の嫁になり
今はみずほ台に住んでいる、‥‥と。



ずっぽり、東上線人生じゃん。。



この1駅1駅の短編集読みながら、いまさらハタと気づきました(^^;)

あはは‥‥なのにこの思い入れのなさ。なんだろね〜。

結婚後、4年弱住んでいた路線、西武池袋線のほうが
どっちかっていうと華があって好きだったし(爆)。
昭和世代の埼玉県民になんとなく根付いている、西武ブランド意識(笑)。
(我々の世代の小学生時代は、男子も女子も青い野球帽をかぶっていたのさ)

ま〜でもね、東上線のそこはかとないドン臭い感じに、
憎めなさや可愛げを感じたりもして。
なんだ、可愛げって。


そんな全〜然特徴のない東上線ですけど
今年の春も、車窓からの柳瀬川の桜並木は、それはそれはお見事でしたよ〜♪




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これはおととし位の写真。
桜並木と、遠くに、どんクサいけど憎めない東上線。(笑)


今年は車窓から眺めただけで
土手には行けなかったなあ〜(≧o≦)



kappa_ginga at 19:28|Permalink│Comments(4)

2012年11月02日

佐渡からの贈り物!

※ 佐渡旅行記を 1日目からご覧になられる方は、コチラ!!

真夏の佐渡島!【1日目】



宅配便が届く予定もないのに、
チャイムをピンポ〜〜ン♪ と佐川さん。

なんじゃなんじゃ!? なんの荷物じゃ!?!?


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結構でかい。


ん??? 佐渡から‥‥???

‥‥あ!





そうだそうだ!!

佐渡でがんばって集めた
スタンプラリーの賞品だぁ〜!!

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当たった〜〜〜!!!
やったーーーーー
\(≧▽≦)/





中には‥‥

佐渡産コシヒカリの「米粉」と
あ、宿根木で夫が食べた「ながもそば」の
あの、「ながも」(海草)!
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それから、「佐渡のみしお」
多田(おおた) の沖合約3,600m、海洋深層水の深海塩だって〜〜♪


ひあ〜〜〜♪ ながも、だとか、多田、だとか、
早くも懐かしい響き‥‥(笑)

一気に佐渡がよみがえってくるなぁぁ〜〜o(* ̄▽ ̄*)o



スタンプラリーの用紙をひっぱり出して見てみると‥‥
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1,000円相当の特産品詰め合わせ!
4等だっ(=^0^=)



結局、ふたりでハガキ6枚くらい応募したんだよ〜〜。

佐渡で出せなかった分は、自宅に帰ってから郵送してね。

ポストに投函するとき
「あ〜〜、キミたちはまた、佐渡汽船に乗っかって、
 佐渡に帰るんだね〜。無事に届けよ〜」

なんて、ちょいと感傷的に送り出したりしてね(笑)

そんな想いが、少しでも届きましたかね〜〜
またまた佐渡汽船に乗っかって、
佐渡の香りが我が家にやってきてくれました(*^o^*)





そうそう!そういえばちょうど図書館で
長嶋有 『佐渡の三人』を借りてきたとこだ!

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ユニクロの袋に入れられた(!)
「おばちゃん」(大叔父の奥さん)の骨壷を
佐渡まで納骨しに行くことになり‥‥

‥‥長嶋有、やっぱ面白すぎ〜。

ちょっとした表現が、あたしのツボにハマりまくるわ〜。




「『金銀パールプレゼント』 は
  ニュービーズじゃなくて、ブルーダイヤですよ」
‥‥って、

‥‥呑み友達に欲しいタイプだよな〜、長嶋有って(笑)。


kappa_ginga at 21:39|Permalink│Comments(2)

2012年10月22日

Book Review:三浦しをん『舟を編む』

やっと読めた!!『舟を編む』!!

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さすがの本屋大賞、
図書館で半年待ちだったよ〜〜(゚∇゚;)

あーー、お噂どおり、面白かったぁぁ。。。
ひさびさに読み終わっちゃうのが惜しい1冊だった‥‥♪


ざっくり内容を言うならば、ある出版社の15年にも及ぶ辞書編纂の話。

まず、冒頭にある一文で大笑い。

『声』 という言葉を辞書で引いてみたら
まわりくどいような語釈がされていた‥‥というシーンなのだが、

「かゆいところに手が届ききらぬ箇所があるのも、
 がんばっている感じがして、とてもいい。」
って。

あはは!!辞書の「がんばっている感じ」って、よく分かる!

確かに、単純な言葉の説明ほど、
むしろ逆にまどろっこしくなりながらもがんばっている。
「右」 「左」 の概念を辞書ではどのように説明するか‥‥なんてね、
なるほどなるほど〜〜。


うん、改めて辞書って、面白いんだな〜。
そういえば、実家にはあるけど、我が家には辞書が1冊もない。。。
こうなると我が家にも大辞書が1冊、欲しくなってきたぞ(笑)
そしてこれは叶わぬ思いだけど
できれば(小説の主人公)馬締(まじめ)氏らが編纂した
『大渡海』を手にとってみたいよな〜。
そして彼らが編み続けた語釈のひとつひとつを、じっくりと味わってみたい。

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2012年08月09日

Book Review:中島京子『眺望絶佳』

どうも日頃から、「モノを擬人化してしまうクセ」があるワタシとしては
(建物、車、電車・・・etc)
このところ特に、
「東京タワー&スカイツリー」あたりがその格好の対象になりがち。(笑)


5月22日、雨の中のスカイツリーの開業時、
東京タワーのノッポン兄弟の兄のほうが

「大丈夫。うちも初日は 雨だった。  1958.12.23 」

というボードをスカイツリーの方向に掲げ、エールを送ったが
まあ、あれ自体はノッポン兄からのメッセージなのだろうけど
でもやっぱりその言葉は、
東京タワー兄さん自身から向けられた言葉のようで
なんかもう、こういうのだけで・・・ヨワイ(泣)。


そんなエールにスカイツリーは、
どんな言葉を東京タワーに投げかけたのかな?

目の合う距離に立つふたつのタワーは、一体どんな会話をしてるんだろ・・・。


なんて、
いつもそんなことをぼんやり考えていたら
こんな1冊を見つけてしまった!



9784041100967


直木賞受賞作 『小さいおうち』も面白くって一気読み!・・・だった
中島京子さんの新作 『眺望絶佳』。


なんとこの本の巻頭と巻末にあるのは
東京タワーとスカイツリーの「往復書簡」。

うんわ〜〜〜やっぱりこういう感覚で
彼ら(タワー&ツリー)を眺めている人って
たくさんいるんだろうなあ・・・!



往復の書簡、まず手紙を送ったのはスカイツリー。

「独り立ちする直前に起こったあの突然の震撼」 に
これから立派に立っていけるのだろうか、と不安になるスカイツリーだったが
だんだん眺望を楽しむ余裕が出てきて、いまは
「茫漠とした眺めの中からある一点を集中して見るという技術を
 ようやく覚えつつあるところ」
なのだそう。

特に眺めの中でも好きなのは、青空骨董市。

そこできれいな指輪を見つけると
「僕はなんだかあなたにプレゼントしたくなるのです」 と。
(男の子なんだ!)
それは、以前にその骨董市で
円錐形のリングホルダーに指輪がかかっているのを
見たことがあるからだそうで・・・・

「夜になるとイルミネーションを纏うあなたはとてもきれいですが、
 輪っかをかけたら似合うだろうな。
 誰かあなたに、
 大きな輪をプレゼントしようなんて計画はないんでしょうか」
。




・・・・・・うんわぁ〜〜〜、素敵すぎ。(*≧▽≦*)




キホン、東京タワー贔屓の私。

夜、首都高なんかを走っていて、カーブを曲がると、
突如どっしりと眼前に現れる、あの赤朱色に輝く東京タワーの姿は
何度見たって息を飲む美しさだ。
(四角錐のあの低層部のボリュームが、圧倒的な美しさの一因。)


そんな東京タワーの美しい肢体に、リングをかけたい・・・・・だなんて。。。


うまいこと言うぜっっ!!スカイツリーよう!!!



それに復信する東京タワーは

「わたしに指輪のようなアクセサリーをどうかなんて、
 考えてくださってどうもありがとう。
 (中略) イルミネーションや装飾のことを考えるのは、
 こんな歳になってもいつでもとても楽しいことです」
と喜びながらも
東京の街並みがどんどん変わっていくことの寂しさを
どうにも隠せない感情が吐露されている。

いま、東京タワーが夜になって思うのは、あの頃の懐かしい風景ばかり。

「刻々変化する新しい時代を記憶する喜びは、
 あなたにお譲りしてもいいのではないかと思っています」
と。


今日に至るまでの東京タワーの半世紀にも及ぶ記憶というのは辛いことも多く
立ったばかりの頃の伊勢湾台風をはじめ、何度も台風や自然災害に遭遇したり
自ら「あの映像を衛星中継しながら」
NYのテロであの屈強なビルが倒されてゆく恐ろしい姿を目撃したり・・・。

それらの経験から、
スカイツリーに向ける言葉は、ただならない重みをもっていて
読んでいるとちょっと切なくもなってきます。



スカイツリーへの復信では、やや厭世観をも孕んでいる東京タワーですが
でもこれから少しずつ、
スカイツリーと書簡を取り交わしていく (であろう) 中で
・・・・もともと自ら、イルミネーション好きな東京タワーだもの(笑)
東京タワーの中にも、ポッと新しいあかりが灯るのではないかとも思います。
そして、スカイツリーと一緒に、東京の新しい時代を記憶する喜びも・・・・。


これからまたどんな絢爛な姿で
私たちを楽しませてくれるのでしょうね・・・!




・・・・・あ、そーだ、誰か・・・・・・   

東京タワーに、大きなリングを!!!o(* ̄▽ ̄*)o



kappa_ginga at 15:42|Permalink│Comments(0)

2012年05月25日

Book Review:シゲタサヤカ 『キャベツがたべたいのです』

ほぼ毎週通っている図書館で、絵本も好きでよく借りてくるんだけど・・・・

ひっさびさにかなりツボな絵本を発見!!



著:シゲタサヤカ
『キャベツがたべたいのです』


キャベツがたべたいのです.01

チョウチョたちは、「あおむしじだい」に食べていた
あの懐かしいキャベツの味が忘れられない!

「キャベツはっけん!」「さっそくたべよう!」
しかし、ストローみたいな口のせいでキャベツがかじれない!!!



すごい視点・・・・!

たしかにチョウチョってば、
むかしはあんなにガジガジワシワシ、キャベツを食べていたのに
いまや花の蜜を地道にチューチュー、なんて・・・・・・
たしかにちょっとカワイソウ。。。

そんなチョウチョの様子を見かねた八百屋のおじさんは
親切にキャベツジュースを作ってくれますが
それでは満足できないチョウチョたち。


「おじさん! ぼくたちキャベツがたべたいのです!」


そのあとの展開が・・・・・・え、、ええええええ!!!!!

オチも・・・・・・さらに、えええええええっっ!!!!!(爆笑)


ざ、斬新すぎる・・・・・。。。



シゲタサヤカさん、一気に恋に落ちました。。。



(つづきが気になるお方・・・・『絵本ナビ』というHPに登録すれば
 この絵本も試し読みがすることができます)  
    ↓ ↓ ↓ ↓
『キャベツがたべたいのです』





シゲタさんの最新作
『オニじゃないよ おにぎりだよ』も
じわじわとたまらん可笑しさ!

オニじゃないよおにぎりだよ.01

おにぎりが大好きな、かなりおとぼけなオニ3匹に
ちょっとせつなくなりながらも
ページをめくるたびドハハハ(笑)
ギャグ漫画的に笑えました!





どんどんハマって、シゲタ作品を読破!!


まないたにりょうりをあげないこと.01


りょうりをしてはいけないなべ.01


コックのぼうしはしっている.01


この「レストランシリーズ」も、ハズレなく爆笑モノ。
シゲタさんの突き抜けたセンスは天晴れです。。。

まないたから順番に読んでくと面白いぜ〜♪


kappa_ginga at 16:29|Permalink│Comments(0)

2011年03月30日

新聞、読もうっと。


※以下の文章は、今月の頭あたりに書いていたのですが
 北海道旅行・・・etc、のバタバタの中で、結局投稿されずにいたものです。



***********************************



我が家は新聞を朝刊だけ取っているが
旅行に行ったりした時なんかはもちろん
日々、ちょっと忙しくなってくると新聞に目を通す余裕がなくなり
すると途端に「未読の新聞の山」が積み上がりはじめ
なぜかその山は、一旦できるとあれよあれと標高が高くなり
それはそれは堂々見事に部屋の隅を占拠してしまうのだ。

そうなると、月々の新聞代・・・×12ヶ月・・・なんて考え始め
「・・・もう新聞取るの、やめちゃおうかな・・・?」、となる。

結構この葛藤、あの新聞の山が築かれるたんびにもぉ、毎度のことで・・・・。

つい先日も、見事に積み上がった山を処理すべく
2ヵ月分近く(!)を、半日がかりで一気に流し読み・・・。
(哀しいかな、目を通さないと捨てられない貧乏性・・・)

「あ〜もうほんとに新聞、やめちゃおうかな〜!!」と思ったタイミングで
随分前に図書館で予約していた一冊、
『池上彰の新聞活用術』が手元に届いた。

この本では、池上彰さんが
実際に新聞各紙に掲載された記事を引用したりして
新聞の読み方・活用の仕方などをレクチャーしてくれるのだが
その中で引用されていたある2つの記事で
思わずボロボロと涙してしまった。


一つは、朝日新聞 『朝日歌壇』に投稿されていたという
「自称ホームレス」の公田耕一氏の短歌2作品に涙。


百均の「赤いきつね」と迷ひつつ月曜だけ買ふ朝日新聞

温かき缶コーヒーを抱きて寝て覚めれば冷えしコーヒー啜る


じんわりじんわり、ずしりずしりと、胸に響いてくる歌だなあ・・・・。

教養の高さを窺わせる言葉で、
リアルなホームレス生活を淡淡と詠う公田氏。
氏が本当にホームレスなのかどうか、という論議は置いておいても
その後、『朝日歌壇』に姿を見せなくなってしまったという公田氏が
今はどうされているのか・・・と気がかりでもあります。



そしてもう一つの記事は、
池上さんがあとがきで紹介していた、読売新聞 『編集手帳』。
その日の『編集手帳』は
「昨朝、新聞配達員の女性(65)が電車にはねられて亡くなった」という
とてもショッキングな内容だった。

記事の中で記者は
「線路上に錯乱した新聞には『編集手帳』が載っていた。
 命をかけて拾ってくれた〇〇さんの霊前で恥じることのない、
 心のこもった記事であったかどうか」
と自問されている。

読売読者である自分が
『編集手帳』のこの記事に触れていなかった、という
この体たらくにもげんなりしたが
改めて新聞には、
これほどまで心を震わせる事柄や文章が溢れているのだと思ったら
「新聞やめるの、やめよう。。」と、素直に思えた。


思えば、いま読売を辞めてしまったら
日曜朝刊の書評の欄での
キョンキョン(小泉今日子)の鮮やかな文才にも触れられなくなる。
それもけっこう惜しい。


池上さん、これからはもっとちゃんと、新聞読みます。ありがとう。

(山もなるべく「小山」程度に抑えます・・・)




********************************




震災以後、遅延を詫びるチラシが入りながらも
それでも日々確実に、我が家には新聞が届けられています。

そしてその新聞の記事に、心震わされ、ただただ涙しています。

ほんとうに紙面にボトボトと、涙が落ちます。

日々のテレビ映像からもストレートな現実を得ることができますが
新聞の文章からは、ずしんずしんと
取材する側される側の、
生々しい叫びが聞こえてくるような気がします。

その叫びを自分なりに精一杯受け止めて
そして改めて、「いま自分ができること」を再確認するのです。



被災地の最前線で奮闘する記者の方々、
刻一刻時計を気にしながら輪転機を回す方々、
そしてまだまだ寒さ厳しい、夜が明けきらぬ朝に
配達をしてくださる方々・・・・・


そんな皆さんに感謝をしながら
紙面から得る現実を心に刻みつつ、自分のあり方を考えています。


kappa_ginga at 10:44|Permalink│Comments(0)

2008年11月09日

Book Review:『島田紳助のすべらない沖縄旅行ガイドブック』

『島田紳助のすべらない沖縄旅行ガイドブック』

幻に消えた、夏の「沖縄離島旅行」の為に
図書館で予約してたこの本・・・・。

かなりの予約待ちで・・・いまさら届いても・・・(-_-;)

てか、行きもしなかったんですけどね、沖縄。。


いや実は、数ヶ月前に1回、図書館で借りて読んだんです。
まだ発売したてで、さくっと借りられた頃に。
その時に読んで
「ほほ〜ん・・・なかなかよくできてるガイドだなあ〜」って。

実際、沖縄離島計画をしたのも
この本のイメージが心のどこかにあったのは確かな話です。

いまや、ふわふわとすっかり浮いた存在になってしまった沖縄の旅ですが
こうやって今、改めて本書を読むと
「あ〜、やっぱりたっぷり時間をとって、行ってみたいよな〜」と思わされます。


正直私、紳助ってニガテ・・・ってか好きじゃない(爆)。

でも、この本から受ける紳助の印象は、まったく別人かと思ってしまうほど。

あらゆる沖縄の離島を渡り歩いただけの
分かりやすく、かつストレートな、それら島々の「歩き方」のアドバイスや
スナップで見せる紳助の、バックパッカー姿のその飾り気ない表情。

それらは、あまたのガイドブックに見られる
余計な装飾や背伸びなんかがまったくない
至極リアルな「ガイドブック」という印象だ。

「初心者向けの居酒屋」とか「すべらない定食屋」
「民宿泊の必需品はファブリーズ」とか・・・・
一般庶民向け(殊に初心者向け)として等身大の情報満載の
まさに超実用ガイドブックなのである。

そう、それと本書の中にもチラホラ登場する
紳助の素人離れした沖縄の風景画や
センスのいい構図のスナップなどが、これまた、しこたまいい。
それらの絵や写真からは
彼が抱く沖縄の島々へのあったか〜い想い、愛情がじんわ〜りと伝わってくる。


こうなるとやっぱり、近年のうちによきタイミングを見計らって
「沖縄離島・リベンジ旅」を実現したいなあ〜、と思ってしまうワケですわ♪

kappa_ginga at 23:44|Permalink│Comments(0)

2008年10月25日

Book Review:新野剛志『あぽやん』

「あぽやん」。
旅行業界用語である空港=「APO」を文字って
旅行会社から出向している空港勤務の人々を
親しみをこめてこう呼ぶのだそうだ。

『あぽやん』新野剛志


「成田空港」・・・・・
私のように、この響きを耳にしただけで
なんだか無性にワクワク・ドキドキしてしまう、
そんな「空港好き」の方には、たまらない1冊です。

大手旅行会社に勤務する、30歳を目前にした主人公・遠藤は
出世街道からは一線外れた「空港勤務」に異動になる。

てんでヤル気のない遠藤に降りかかってくるのは
エアーチケットの発券ミスや、旅行客のパスポート忘れ
どう見てもおかしなスジのクレーマーやらと・・・・
立て続けに勃発するトラブルに
読んでるこっちが胃が痛くなってきそうなほど・・・。

私が成田を利用する際も毎度お世話になっている
一見華やかそうな空港係員だが
あの笑顔の裏には、相当な苦労が隠されているんだな〜と思うと・・・・・はい、
「毎回ちゃんと飛ばせてもらって、ありがとうございます。。。」
と拝みたくなります。

そう、そんな彼らの心の拠りどころは
「何がなんでも、お客様には笑顔で出発してもらう」という思い。

確かに、日本の空港では
出発時間が近づいた便名が書かれたボードを持って
顧客の名前を叫びながら全力疾走している係員をよく見かけます。
・・・・あ〜それを思うと、数年前・・・
NHKの中継の仕事でチュニジアに行く際
乗換えのローマ空港で、次のチュニジア行き乗換え便においてかれちゃって
ローマの夜の街を彷徨った悲しい思い出がよみがえります・・・。
(おかげで翌日、ローマ観光ができましたが・・・)
いやしかし・・・あんまりあっさりとおいてかれたもんで、あんぐりでした。
全力疾走する係員の「絶対にお客様を出発させる!!」という熱い精神は
もしかしたら日本だけなのかもしれませんね・・・・。

出発時間が迫った、空港の臨場感
「絶対!絶対に出発してもらうんだ!!」という遠藤の疾走ぶりは
読んでいて、常に鮮明に「映像化」されて頭に浮かび・・・
あれ〜これはドラマ化したら面白いかも・・・!?と思いながら読んでました。
・・・これだけ終始「成田空港ロケ」はやっぱ厳しいかな!?

は〜久々、夢中で一気に読めちゃった作品でした♪

・・・・・ああ、旅したい・・・。

kappa_ginga at 17:44|Permalink│Comments(0)

2008年09月08日

Book Review:万城目学『ザ・万歩計』

フジで放送されたドラマ『鹿男あをによし』の著者で
かつてこのBook Reviewでも『鴨川ホルモー』を紹介させてもらった
万城目(まきめ)学氏のエッセイ。

『ザ・万歩計』万城目学



今回のBook Review、この一言に尽きます。


こんな笑えて唸れるエッセイ、そうなかなかないっすよ!!!!



彼のボキャブラリーと表現力には、とにかく感嘆!!!
ジェラシーすら感じますわっ!

特に、彼がこよなく愛する長寿番組『渡辺篤史の建もの探訪』における
「渡辺篤史の驚愕のリポート術」に関する考察は
「うんうん!!・・・・確かにっ!!!」という共感と、それ以上に
少なくともこの番組を知る読者にとっては
「おおおおっ!!それはすげええ、篤史っっ!!!」と
渡辺篤史のその、類稀なる「建ものリポート能力」に
改めて驚嘆させられる。

いや、篤史も驚きだが・・・

・・・ここまで渡辺篤史を語りつくせる筆者にまず、驚くべきだろう。


他にも、実家の飼い猫「ねねちゃん」の話には
猫好きのワタシは素直にホロリときました。
こういう文章も書けるところが
どうにか凡人のワタシにもついていける余力を残してくれていて、
マジ、ありがたいっす。

kappa_ginga at 22:55|Permalink│Comments(0)

2008年07月26日

Book Review:『余命1ヶ月の花嫁』

『余命一ヶ月の花嫁』


彼女のことはTVのドキュメンタリーでも見ていて・・・

この本は、正直・・・・・
もう敢えて読みたくないなあ、と思っていた。

けど、やっぱり手にとってしまった。


わずか23歳で乳がん発症。

壮絶だ。
たった24歳の彼女の死は、あまりに壮絶だ。


そこには・・・・・


突如として自らの「死」を突きつけられた魂がある。

その「死」を、どうしても受け入れられない魂がある。

迫り来るその「死」に、発狂しそうなほどの恐怖に脅える魂がある。



そして、その魂は・・・やがて静かに、その「死」を受け入れる。



そして、今。

そんな彼女の魂は・・・・今。  どこで、どうしているのだろうか?

あんなに、笑ったり、泣いたり、がんばっていた魂は・・・・・今・・・・。



「やっぱりみんなと離れたくなかった」と、泣いているの?

「こんなの、ちっぽけなことだよ」と、笑っているの?



死者の魂の行方・・・・・・

私の人生の中でもこれまで色々あって、私なりに整理はできたつもりでいたけど
なんだかちょっと、分からなくなってしまいました。




やっぱり「死」は、どうしても・・・・・・理不尽です。




でも、この本を読んで素直に思ったのは・・・

・・・・うぅん、基本的に私は・・・他人の不幸と比較して
「自分の人生なんて、まだマシだ」といったふうに
前向きになる考え方は嫌いなんだけど・・・

でも、これはもう率直に
「自分の日頃の悩みや愚痴事なんて、ちっぽけだ!!」と
不本意ながらも痛感せずにはいられません。


「生かしてもらってるだけで、もうけもん」なのです。



この一冊。
ただの「闘病記」ではないかもしれません。

「生きる」って何か。「死」ってどんなことなのか。

特に20〜30代の、彼女と同世代の読者には
強烈に突きつけられることと思います。


自分の人生との比較対象として・・・・は、感覚的には嫌なことだけど
こんなご時勢の中で「生と死」について思いあぐねるには
時にはそれも、必要なのかもしれません。

kappa_ginga at 22:52|Permalink│Comments(0)

2008年07月07日

Book Review:重松清『ツバメ記念日』

えへへ・・・・・・しばらくサボっとりました。。

クイックルワイパーのネタで放置・・・・もどうかと思いますが(;^з^)

ちょっとここんとこ、身辺バタバタしてましたもんで・・・・
でもその間の急激な気温上昇もなんのその!
好物の夏に向けて、ますます邁進のワタクシでございます!!

そう。夏に向けて・・・・とはいいましても、まだまだ7月に入ったばかりというのに
一気に季節も気温も夏に突入な感じですな〜。
関東地方は、全く梅雨感、なし。
雨もパラパラっと降る程度でね〜。

こんな調子でこの夏、何らかの異常気象にならなければいいですけど・・・・。



さ〜てさて。サボり明けの今日はBook Reviewです└(^∇^ )
久々、スカッといい作品に出会えました♪



著:重松 清 『ツバメ記念日』

『ツバメ記念日』

この本を手にとる前に読んでいたのが
川上未映子の芥川賞受賞作 『乳と卵』。

「これは・・・日本語(の文章)として、いかがなものかっ!?」と
句読点の少ない、ダラダラ垂れ流しの文章にほとほと疲れ
結局途中で、放棄した。

そのあとに読んだ・・・・この作品・・・。


これだよなぁ!!!!
「美しい日本語の文章」というものは・・・これだよなぁ!!!!(≧▽≦)



・・・・・と
冒頭の短編 『めぐりびな』の、ストーリーの美しさも手伝って
いきなり涙腺決壊!!(T0T)

・・・おいおい、読み始めて10分足らずなんすけど・・・(^◇^;)


重松氏の文章には、「作者の計算」といったあざとさのようなものが
全く感じられない。

「こう書いたら泣けるか・・・こう書いたら笑えるか・・・
 こう書いたら『?』と思わせることができるか」・・・


それらの類が皆無なのだ。
(いや、あったとしても、それを勘繰らせることがない)


そこにあるのは、「重松清の言葉」ではなく
「登場人物の溢れ出る感情」。
そして、「目の前に、そこにある情景」だ。

それらは、ひとりの作家が紡ぎだしている文章であるということが不思議なくらい
とてつもなくリアルに私の胸に届いた。

12編の短編集だが
私は特に『拝啓、ポンカンにて』『島小僧』『せいくらべ』がよかった。
12編が12編とも
登場人物も、土地柄も、テーマ設定も、全く異なっているのが面白い。


そして、各々作品の「冒頭部分」が、またいい。



「今年の『桜会』は荒れそうだ、と最初に言い出したのはフミヤだった」
(『島小僧』)


「お兄ちゃんが帰ってきた。東京から逃げてきた。」
(『お兄ちゃんの帰郷』)


「二丁目のブランコで勝負だ、と決めていた。」
(『目には青葉』)



一編を読み終え、次の一編に気持ちをシフトする瞬間に出会うこれらの冒頭に
おっ!お次の話はなんだなんだ・・・!?と無性にワクワクした。


なんだか、ちょっと久々・・・・たまらなくすがすがしい作品を読んだな〜〜♪
まさに「文章が肌に合う」って感じ。


この『ツバメ記念日』は
「季節風」と題された春夏秋冬のストーリーを描くシリーズの
「春」の巻とのこと。
実は第2作の「夏」のシリーズ『僕たちのミシシッピ・リバー』を
先日早くも図書館の予約待ちでゲット!!!

私の大好きな夏のストーリーが、どんな重松色で彩られるのか・・・・・・
うぅ〜ん!新たな夏の12編にめっちゃくちゃ期待っっ!!

kappa_ginga at 19:19|Permalink│Comments(0)

2008年06月21日

Book Review:水野敬也『夢をかなえるゾウ』

これまた「どうやら評判らしい」程度で
全く予備知識ナシで読み始めたのだが・・・
読み進めていくうちに
「ありゃりゃ・・・こりゃ成功法則本!?自己啓発系の!?」と。
この手の本はあまり手に取らないタチなので
うむむ・・・・なんだか説教臭いなぁ・・・。

『夢をかなえるゾウ』

いや、しかししかし・・・!

この、「ゾウ」の姿をした、関西弁の神様・ガネーシャ!!

コヤツが語るウンチク説教。このノリとテンポがなかなか絶妙!
もう、「自己啓発本」という括りは置いといて、なんだかんだ読めちゃう一冊。

途中、ウルル・・・とさせられても、それはガネーシャのお愛嬌!ヤラレタ(笑)。

ラストまで読み進めると
「ああやっぱり結局、自己啓発本なのだなあ・・・」と思えども
最後のガネーシャの言葉には、ちょっとホロッとさせられます。

この作品、近々「TVドラマ化」とか「舞台化」とからしいですが
どう映像(形)にするのか、非常に興味深い・・・特にガネーシャが(笑)。

あ、急に思い出したけど・・・・
何年か前に、『ピーナッツ(スヌーピー)』の舞台で
「スヌーピー役」をあの市村正親氏が演じたという、あの衝撃を!再びっ!!(笑)

kappa_ginga at 22:48|Permalink│Comments(2)

2008年06月06日

夜風に想いを馳せて・・・・

毎夜帰りが遅い、夫が帰宅するまでのこの時間(現在22:34)は
結構私にとっての読書のベストタイム。。。

今晩は部屋中の窓を開け放していると
夜の風が心地いいなあ・・・。
夜でもアイスティーなんか飲めるようになっちゃったし。

はぁ〜暑くもなく寒くもなく・・・・
初夏の夜風って、こんなに気持ちがよかったっけ・・・

ふふ・・・・この至福感♪


今日はBook Reviewってほどではないんですが
新書の『グアムと日本人〜戦争を埋立てた楽園』ってのを読んでます。

どくしょ

まだまだグアムでの楽しい思い出に浸っている身で
あえてこういったグアム論を真っ向浴びるのも
ははぁ〜んなるほど・・・なかなか為になります。


・・・にしても作者は「タモン地区に群がる日本人」に固執しすぎ。。
タモンだけじゃないグアムを愛する日本人だって、たくさんいるはず。

この方、どんな年配のおじさまかと思ったら・・・・
73年生まれ!?・・・タメじゃん。。ってことは
グアム史にまつわる、世相描写の類は受売りか!?


とまぁ・・・・(^^;)、様々な想いを抱きつつも
心地よい夜風にのって、ココロは南の島へ・・・
やっぱりもっともっと、いろんなグアムが見てみたいな〜〜(* ̄。 ̄*)

この一冊のおかげで
ますますグアム再訪への想いが強まってしまいました。。。


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2008年06月03日

Book Review:秋元康『象の背中』

ガンで余命半年と宣告された働き盛りの48歳の主人公が
その死を迎えるまでどう生きたか、を描く長編小説。

『象の背中』秋元康

映画化もされた話題作とあって、興味深く読み始めたが
まぁ〜これほど「独り大ブーイング」しながら読んだ本も
なかなかありませんわ・・・。

主人公は、聡明で家庭的な妻と、真っ直ぐに育った子供達という
絵に描いたような「美しい家庭」を築いているが
その裏で、出るわ出るわ、女の影が!!

かの古のトレンディー俳優が
「不倫は文化」という名言(?)を残したが
この手の話にまで「不倫話」を絡めるという手法で
ストーリーに階層を持たせようとする安直さに
もう一気に幻滅してしまった。

主人公は「死」を目前にして
「逢いたい人に逢っておきたい」などと言って
初恋の女性や、過去につき合った女性に逢い (おまけに肉体関係まで結び!)
しまいには、「隠しておきたくない」と
現在の不倫相手を、妻と息子に対面させるという傍若無人ぶり。

それを素直に受け入れる妻も息子もなんだか一体・・・・
もうとにかく、いちいち共感できないことばかり!

この作品には、余命を宣告されたガン患者、そしてその家族の「心の葛藤」、
延命治療やホスピスについてなど
「死」をとりまくあらゆる問題が織り込まれていて
それはそれで読み応えがあるのだが
主人公の「やりたい放題ぶり」に
どうしても感情移入ができなくなってしまうのだ。

最期のホスピスで
(これもまた絵に描いたような、海が目の前の美しいホスピス)
これまた美しく、家族揃って最期の日々を過ごし
死ぬ間際に妻に宛てた手紙には
『もし、生まれ変わっても、俺は君にプロポーズする。』などと
家族を裏切りぬいた男がいけしゃあしゃあと言ってのける。

そんな手紙を書きながらも、一方では
不倫相手の女性に、自分の葬儀に列席してもらうことに執着し
(その為に実兄に根回しをする徹底ぶり)
女性に遺骨を分骨までさせようという男がよくもまあ「プロポーズする」とは!!
は〜何言っちゃってんだかっっ!!

その最後の妻への手紙の部分を読みながら
「バ〜〜〜カじゃないの!!!」と思わず絶叫してしまったぞ、あたしゃ!

「家族を欺く」という罪の残酷さ・・・
それがどれほどのものか分かっちゃいない浅はかさに加えて
自分の欲求のままに、
家族と女との間を小器用に、したたかに、ずる賢く生き抜いた
そんな男の言葉は、たとえ「死」を目の前にしていようが何ひとつ響いてこない。


とにかくこの作品は全体的に、「死」というものに向かって
あまりにも予定調和に、都合よく、そして実に美しく、描きすぎてしまっている。

私もこの歳になるまで
何人かの友人や知人、近親者の死を目の当たりにしてきたが
現実の「死」は決して美しいものではない。

そもそも「不倫もの」の小説自体に拒否反応を示してしまう私としては
その手の下世話な不倫話と「死」とを混在させて
ストーリーを美化させようというこの作法に
嫌気がさしてしょうがなかった。

ってか
あえての「ドロドロ話」にしたかったのか「お涙ちょうだい」にしたかったのか
主旨が謎。

・・・・・なの、だ が ・・・

そこまで嫌々ながらも
思わず最後まで読破させてしまう「秋元康の文章の巧さ」はさすがだ、
ということだけ、最後につけ加えておく。


(隣でギャーギャー言いながら読書する私に
 「じゃあ読むのやめなさいよ!」と夫・・・・。
 そりゃごもっとも。(;^з^)ゞ)

kappa_ginga at 18:10|Permalink│Comments(0)

2008年04月25日

Book Review:内田康夫『靖国への帰還』

親友のあみちゃんがブログで大絶賛しているのを読んで
即、図書館で予約・・・・
あれが2月の頭のこと・・・2ヶ月半経ってようやく手元に。

もうほとんどノンストップで、一気に読んでしまった。

『靖国への帰還』内田康夫


私ははっきり言って、「靖国肯定派」だ。
この件について細かく語るのは、この記事の主旨から少し反れるので割愛するが
靖国を肯定するこの自分の考え方は
憚ることなくこれまでも堂々と公言してきた。

ただ、現在の日本のいわゆる「靖国問題」と言われるものが孕む
歴史的事実、政治、思想、解釈・・・etc
あらゆるものが介在しすぎる混沌さのようなものに思いを廻らせてしまうと
靖国を肯定する私の心の中にも、若干の惑いがあるのを認めざるを得なかった。

でも、この作品を読んで
内田氏が登場人物に語らせている、言葉のひとつひとつを噛み締めながら
「そう・・・!そうなんだよ!そういうことなんだよ!!」と
私の中での「靖国」を整理することができたような気がする。
なんだかとっても、すっきりした。

とはいってもこの作品は
作者の靖国論を押し付けているわけでは決してなく
現状の「靖国問題」の是非も決定づけてはいない。
それは小説の構成上のトリックで、うまく消化されている。

なので、これはぜひ、靖国肯定派・否定派、両者に読んでもらいたい一冊だ。

内田氏の言葉は、辛辣ながらも文体は極めて穏やかで
その穏やかさは戦禍に巻き込まれた死者たちに対する深い慈愛に溢れている。
そんな言葉の中に散りばめられた
「(靖国というものを)こう考えてはいかが?」
といった手掛かりやヒントの数々に、ハッとさせられることだろう。

そして靖国問題に興味がない方にも、ぜひ。
フィクションの小説を軸にしながら
現在の日本で「なぜ靖国の是非が問われているのか」ということが
現状も含めて、非常に分かりやすく語られているので
「靖国問題って?」という方に読んでいただいてもいいかと思います。



それと・・・靖国について、最後に、個人的にひとつ。


靖国神社を参拝したことがありますか?

まだ行ったことがない方、特にこの問題に興味がある方は
ぜひぜひ一度、(参拝しないまでも)訪れてみることをおすすめします。
実際にあの社を前にすると
靖国が現状として孕む問題、それらの次元をちょっと超えた
自分なりの「想い」がふっと湧き上がってくるものです。

kappa_ginga at 21:06|Permalink│Comments(0)

2008年04月07日

Book Review:野上照代『母べえ』

現在公開中映画『母べえ』の原作本。

※特にこれから映画を観られる方は、ネタバレ注意ですよ〜!

『母べえ』野上照代


昭和15年。
日中戦争が激化する最中、
反戦思想を持つ文学者の父が、治安維持法で検挙される。

物語は、投獄された父と
「母べえ」「初べえ」「照べえ」ら
残された家族との間で交わされた書簡をベースに
家族の生活や当時の世相を、時にユーモラスに描いていく。

私は映画は観ていないので、これはあくまで、書評。

この作品、23年前の『ヒューマンドキュメンタリー受賞作』だというので
私は当然読み終わるまで「ノンフィクション作品」だと思っていた。
しかしあとがきで、「ラストはフィクションだ」と知って
かなり感情移入して読んでいた私としては
そのオチに裏切られたような、ホッとしたような・・・・ちょっと複雑だった。

著者もあとがきで
「なるべく当選するように、やや事実を変えて、ドラマティックな最後にした」と実に率直に語っているが
それで「父は獄中死しました。」、か・・・・。
うむ・・・・なんだろ、このスッキリしない読後感は。

そうなると
この作品のどこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのだか
分からなくなっていく。
いやもちろん、フィクションだからいいとか悪いとかいう問題じゃないが
さも「ノンフィクション」の形態をとっている作品で
しかも戦時ものという多大なノンフィクション性を孕んだ作品だからこそ
もう少し読者の生理を汲んで欲しかった、というのが正直なところ。

作品の中で訴えられているテーマが痛く感じ取れる秀作だからこそ
なんだか、ど〜も気持ちが悪いんだな・・・。

う〜〜ん、映画のほうは・・・・
この作品にヘンな先入観が宿ってしまったので
原作読む前に観たかったかな・・・。・・・・・てか、
あたしゃヨシナガさんの演技もニガテなので、もういっか・・・・( ̄▽ ̄;)

kappa_ginga at 19:34|Permalink│Comments(0)

2008年03月16日

Book Review:高野文子『おともだち』

えんらくご無沙汰の Book Review です(^-^)ゞ。

この間も、まぁ数冊ほど、パラパラと読んではいましたが
「年末年始もなんだかんだバタバタで、どっぷり読む時間がないな〜」
なんて思いつつ
ちょいと Reviewもサボっちまっていたら
あら。気づいたらもう3月も中盤過ぎたっ!・・・・ははは。

最近急にまた「武田百合子さん」にハマってます。
以前、Reviewでも紹介した『富士日記』の武田百合子さんです。

あの人の文章は、突如として無性に読みたくなってくるんだ、ほんと。
今回に関しては、まだ夏でもないのにね!

んで現在、いろいろ彼女の著書をあさってます。うん!面白いっ!!

百合子さんの著書に関しては
また機会があったら Review に載っけてみたいと思います。




さてさて、今回。久々の Reviewは・・・・


著:高野文子『おともだち』
今回はいきなりマンガです。

とっても素晴らしい作品集でした。

『おともだち』

特にその中の一篇
『春ノ波止場デ ウマレタ鳥ハ』。


時代設定は恐らく明治の後半から大正時代。
港町の女学校が舞台。

『はいからさんが通る』が馴染みの我々世代には
そう、あの「大正ロマン」的な趣き満載で
胸にキュンキュンきちゃうのであります。

とにかく。何もかもが、美しい。

街並み。学校。そして登場人物。
大人も子供も・・・とにかく子供たちがみんな、美しい。

背筋をピッと伸ばした凛とした立ち居振る舞い。
その年齢にそぐわない背伸びにも見える彼らの姿は
なんとも愛おしくなってしまうほど。

そして、麗しく流暢な言葉遣い。


そう。特にその言葉。

あぁ。なんて日本語って美しいんだろう。


その美しい日本語は
相手を想い、いたわり、愛するがこそ。

子供同士でも、大人同士も。
子供が大人に、大人が子供に対しても・・・
男も女も・・・。


安易に「上流階級コトバ」と解釈しがちなその高貴さは、いや、
何も特殊な表現じゃない。
ただ相手を想い合う気持ちが
その美しい言葉となって当たり前に表現されているだけだ。


そのように洗練された、めくるめく麗しき日本語遣いに浸かりながら
ただただ、思うのは

「今は・・・・・、いろんなことが汚れてしまったんだな・・・」ということ。

まあ、一概には言えないのだけれど
ふと、つまらない時代に産まれた、と思う。


この本を閉じたあとに、つけたTV。

そこから一気に飛び出してきた、暴力的とも言えるほどの量と質の日本語に
しばし呆然となった。
これは自戒も含めて。
なかなかこの日常生活で
「美しい日本語」を駆使したり徹底することは難しいけど
その美しさを素直に「美しいなあ。」と思う心は
死ぬまで持ち続けていたいと思う。

kappa_ginga at 23:12|Permalink│Comments(0)

2007年11月04日

Book Review:青山七恵『ひとり日和』

今回のBook Reviewの前に・・・


きのう清瀬図書館から「返却催促」の留守電が・・・!!!

きゃあああ!ごめんしゃ〜〜い!!1冊返し忘れてた〜〜!!!

確かその本は、かなり私のあとにも予約が入っていて・・・
・・・3日ほど遅れてしまいました・・・スミマセンm(_ _)m

ずいぶんお世話になった「清瀬市立駅前図書館」。

(↑あ、因みに・・・私は新座市民でしたが
 マンションの目の前から「東京都清瀬市」。
 最寄り駅も「西武池袋線清瀬駅」徒歩3分・・・ってこともあって
 日々、当たり前に「埼玉県」と「東京都」を越境生活してまして(笑)
 買い物などの、生活の用事はほとんど「清瀬市」に世話になっていました(^з^))

清瀬図書館のWEBサービスで
まだ10冊近く予約を入れていましたが・・・・・・
引っ越しを前に、泣く泣くすべて「予約取り消し」しました。
随分長く待っている本もあったのにな〜〜( ̄ε ̄;)

今度からお世話になる「富士見市立図書館」。
そうそ!ここには、読みたくても清瀬図書館に在庫がなかった本が
いくつかある様子!!
蔵書数は悪くはないんではないかっ!?期待っっっ!!!


さてさて、清瀬図書館とのお別れついでに・・・
ずいぶん前に書いてたBook Reviewを1つ、upし忘れてました〜(^-^)ゞ

↓↓ではど〜〜ぞ。

『ひとり日和』

著:青山七恵 第136回芥川賞受賞作

なんだかこれ・・・・相変わらず
「・・・芥川賞って・・・一体」ってな作品でした。

普段「ハズレ本」は
このBook Reviewの記事にはあまり載せませんが
「芥川賞」の冠にしてはひっくり返るほどハズレだったので
あえて、載せます。


文章は確かに巧いのかもしれないけど
23、4の若い作者の書く文章としては
あまりにけだるすぎて、気持ちが悪かった。

知人のおばあさんの家に居候し、バイトはしているといえども
半ばニートな20歳の主人公は、何の魅力もなし。
男との恋愛模様も、この手のキャラにありがちなルーズさ。
その後、ある会社に就職すれども
妻子ある男とつき合って、結局不倫・・・というラスト。

・・・なんなんじゃ。。。

とにもかくにも、主人公がキレイじゃない。
どこか薄汚れた感がある20歳の女性の日常をなんの起伏もない中で読まされ
不快感極まりなかった(←何度も読むのやめよう、と思ったが・・・)。
ひとりの女性の成長記と言いたいのか、なんなのか・・・
この作品によって何を発信したいんだか、さっぱり・・・。

そして何度も言うが
こういう小説を若い作家が書いているというのが胸糞悪くてしょうがない。
主人公に背負わせているその退廃的な雰囲気、
その風体がカッコイイとでも思っているのか・・・。
でもその表現も、結構使い古しであったりするのになあ〜・・・。

とにかく、おばさんの私は始終眉間に皺寄せまくりの不快な一冊でした。

kappa_ginga at 23:22|Permalink│Comments(0)

2007年09月16日

Book Review:池田晶子『人間自身 考えることに終わりなく』

哲学者・池田晶子氏のエッセイ集。

いやぁ・・・・・・本当に、面白かった・・・。

『人間自身 考えることに終わりなく』

「生死観」「皇室御世継ぎ」「男女平等」などあらゆる問題に対する
男性も顔負けな位の直球で、やや皮肉もこめられた池田氏の文章は
本当に読んでいて、気持ちがせいせいした。

ともすると一般的には「タブー」とも取られがちなそれらの解釈は
どれもこれも実は私なんかは大賛同で
それをズバッと言ってのけてくれる様は爽快だった。

冒頭の『自殺のすすめ』では
近年では珍しくなくなった青少年凶悪犯罪に触れ、

「子供にはとりあえず、これだけは教えておこう。
 人を殺したくなったら、自分が死ね。それが順序というものだと。」
と斬る。

実に同感。まったくそうだ。殺すくらいなら死ね、である。



昨今の「個人情報保護」の傾向に触れた『名を名のれ』も面白かった。

あらゆる情報媒体の拡大によって、個人情報を守るだ云々などと叫ばれているが
ことにネットの世界でのその匿名性は
どうも気持ちが悪いものがあるのは否めない。

私もこうやってブログなどを書いたりと
比較的頻繁にネット社会に足を踏み入れている一人だと思うが
それでいて、匿名のチャットだとか、
著者との面識がないブログへのコメントだとか、
あとは、SNSタイプのサイトだとか・・・・・・
そういったクロウト遣い風(?)なネット利用は、もっぱらニガテなのである。
もちろんこれらを否定しているわけではない。
基本的にアナログな頭を持つ私は
こういったネットの特性にまだまだ追いつけないだけだ。

池田氏はネットの「匿名性」ということに関して
その例として「ブログ」を挙げて論じていたが
これは、私もブログの一利用者として、ちょっと耳が痛かった。

しかし、池田氏の言うところの
「誰のことを、誰のために知らしめたいのか」という
匿名ブログの性質に対する疑問は、私も分からなくはないのである。
なので、私は自分のブログでは顔も名前も公表しているし
私を知ってくださっている方々が読んで楽しめるように、書いているつもりだ。

ただ、ネット社会の「匿名性」が当たり前に捉えられている中
実際私も、ブログの記事を書きながら
実名表記による記事内容や、実名と匿名との境界線などを思い
ふっと手が止まり一考してしまうことがあるのも事実だ。

ネットというものも、その解釈や方向性はどんどん進化し変わりつつあるので
何が正しい、間違っている、と断定しかねる、なかなか難しい問題ではある。

ただ、池田氏の言うように、そのネットの「匿名性」が
「自分を守るためだけでなく、他人を攻撃するため」であっては絶対にならないと
私も強く思う。



さて、本書では、こういった身近で興味深い社会的な問題も多く書かれているが
特に重きを置いて語られているのが「生死の問題」。
本書のあらゆるエッセイの全ては、この
「生死の問題」に対する氏の概念が根幹となって語られているように思える。

「人は生まれたから死ぬのだ。」

「生死することにおいて、人は完全に平等である。
 すなわち、生きている者は必ず死ぬ。」


というように、生死や自分の存在を単なる「現象」にとどめず
あくまでその本質を見抜こうとした池田氏の生死観を目の当たりにすると
自分が持つそれらの概念や常識がパッと解き放たれ
自分でも思いもよらない方向に
思考のベクトルがふっと飛ぶ瞬間を味わうことができる
のだ。


うう〜ん・・・・そうか・・・。


考える・・・・考える・・・・。 

・・・・想像、断定、否定、予測、希望・・・・


池田氏の言葉に誘われて、考える。  ・・・・・・考える。 



考えるということは、こういうことか。

こうやって池田氏は終わりなく考え続けていたのか・・・。




そんな池田氏も今年の2月、腎臓がんのため46歳の若さで急逝された。

本書には、氏が亡くなられる直前までの作品が収められている。

自らの死を目の前にして、これらの言葉をどのような思いで紡いでいたのか。
「死」を当然の本質と捉え、恐れなかった池田氏も
本当はもっと、生きたかったんじゃないだろうか。

そして今もなお、彼女の鋭い思考は
果て無き世界を舞い続けているのだろうか。


そう思い耽りながら、言葉ひとつひとつを拾っていくと
それら、ひとつひとつが、極めて重い一冊である。

kappa_ginga at 17:15|Permalink│Comments(0)