日常に戻りました( ̄∇ ̄;)│グアム旅行記、UPしたぞぅ♪

2009年08月13日

『クライマーズ・ハイ』

御巣鷹の尾根の惨劇。あれからもう、きのうで24年。

夏休みの真っ只中、小学生だった私も
フジテレビの露木さんが報じるニュースを
それまで味わったことのない恐怖心を抱きながら
夜通し見ていた記憶が今でも鮮明に残っている。

先日地上波で、この時期に合わせてというか
この日航機墜落事故を題材にした、映画『クライマーズ・ハイ』が放送された。

基本的にこの作品は、この事故を追った
地元新聞社の記者達の奔走が主題になっているのだが
記者達が直面した、未曾有の世界最大の航空機事故の現実・・・
特に佐山記者(堺雅人)が語った「現場雑感」の自衛隊員のシーンなどは
あの24年前の夏の、想像以上の残酷さに身体が震えるほどだった。

しかし、先に横山秀夫氏の原作を読んでいたので
この映画版には「あれ・・・?」と釈然としない部分があちらこちらにあったのだが・・・
ま、それでも
堤真一ら俳優陣の熱演(全体的にセリフが聞き取りづらいきらいがあるが・・・)に
それなりの見ごたえを感じて作品を見終えた。

その数日後、今度はケーブルTVで
2005年にNHKが制作した、テレビドラマ版『クライマーズ・ハイ』を見ることができ
こちらを見て、全てが納得。

そうだよ、この作品が描きたかったことは、こういうことなんだよ・・・・。

映画版では、遺族やこの事故をとりまくあらゆる登場人物の感情の描き方が雑だし
最終的に全権デスク・悠木和雅が追い込まれた重要な場面も
それがまったく意味合いを変えてしまうほど脚色されてしまっていて
報道に携わる新聞記者達への根本的な問題提起となる
「命の軽重」(大きな事故の命、小さな事故の命)という重要なテーマが
まったく描かれていないのだ。


NHK版を見てしまうと
それなりに感動した映画版も「あれはなんだったんだ!?」という感じ。


映画版の尺が短かったのか、というとそうでもなく
NHK版では前・後編に分けた放送とはいえ
映画の放映時間とそう変わりはない。

NHK版は悠木和雅(佐藤浩市)のバックボーンも、とても丁寧に描かれていて
(悠木と、交通事故死した望月記者とその従兄妹とのエピソード、
 これが映画版では完全に割愛されているのが、とにかくもう致命的)
映画版で「???」と釈然としなかった部分がすべて納得できるので
映画版『クライマーズ・ハイ』を見て、良くも悪くも何かを感じた方々には
ぜひにもNHK版を見ていただきたい、と強く思ってならない。



24年目の夏。
520名の方々のご冥福と、ご遺族のお幸せをお祈りします。

kappa_ginga at 11:54│Comments(0)│TV・映画 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
日常に戻りました( ̄∇ ̄;)│グアム旅行記、UPしたぞぅ♪