ことしの夏│ことしの夏・パート2

2010年08月28日

その場所に帰る日まで


24日に、母方の祖母が亡くなり
今日ようやく告別式を終えて帰ってきたところです。


おばあちゃんにとっては初孫だった私。
とってもとっても可愛がってもらって
たぶんあれは3、4歳の頃
おばあちゃんちの裏の雑木林を
おばあちゃんとふたり、手をつないで、水溜りをよけながら
「どんぐりころころ どんぶりこ〜♪」と唄っていたのは
私にとってはまるでこないだのことのような思い出。



この10年くらいの間で
私が大切と思う人が、どんどん空へと旅立ってしまう。

みんな、みんな、いってしまう。



そのたびに私は、この世にぽつんと取り残された気分になる。



そして、そのたび
この世に取り残されて、それでも自分が生きていかなきゃならない意味を考えた。

「なんだかそれって、なんなんだろう・・・」と、見つからない答えの海に溺れていた。



おばあちゃんが亡くなった知らせを聞いたとき
またさらに、私は取り残された気分になった。

そんな思いのまま、病院から自宅に戻ったおばあちゃんに会いにいった。

先月、91歳のお誕生日を迎えたばかりのおばあちゃん。

最後の1ヶ月位は辛い闘病だったようだけど
ほんの数ヶ月前までのおばあちゃんは、私が記憶しているおばあちゃんのまま、
三味線に日本画、俳句など趣味もたくさん
すっごく頭がよくって、手先も器用で・・・
まだ私が小さい頃の思い出のまんまに
なんら変わらない、まさに「スーパーおばあちゃん」だったということ。

そんな話を叔父母から聞きながら
今にも目を覚ましそうなおばあちゃんの額に手を当てていると
どんどん取り残されていきそうな私に
そんなダメダメな私に・・・おばあちゃんはものすごいパワーをくれた。


まるで、おばあちゃんの額から私の手に向かって
瞬間フルパワー充電をされているような感覚・・・・

「さとみちゃん。大丈夫だよ。大丈夫だからね。」と。

みるみる私は、笑顔になっていった。



そうだ。
やっとこれでおばあちゃんも、空の上でおじいちゃんとママに会えたんだ。

やっと親子3人になれたんだ。

こんなに幸せなことはないじゃない。



そうだ。これが人の道程なんだ。



こうやって、自分の心の中の奥深いところに、みんな帰っていくんだ。


ゆくゆく自分が、穏やかな心持ちでそこに帰っていくためには
やっぱりどうしても、今を生きていかなくてはならないんだ。




空の上に、またひとつ、こんな私を見守っていてくれる星が瞬きました。




私自身が、そんな心の在り処に帰れるその日まで
まだまだ歩いていかなくっちゃ。


いかなくっちゃ!!



kappa_ginga at 17:37│Comments(0)│あれこれ 

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