下和田サチヨ

2007年08月05日

Book Review:安東みきえ『頭のうちどころが悪かった熊の話』

安東みきえ:著 下和田サチヨ:絵

とにかく・・・このタイトルのインパクト!

『頭のうちどころが悪かった熊の話』


冒頭に「人生について考える7つの動物寓話」とあります。

でも、この手の作品を
意識して人生になぞらえて読むのも肩が凝るので
あえてゆる〜いキモチで読みました。

頭のうちどころが悪かった熊が
愛する奥さんの記憶を取り戻すまで、とか
「生きる意味」に悩む牡鹿、とか
七つの寓話に登場する動物達は
それぞれが「生きていくこと」に対し悩み、あがいている。

でもそんな彼らの様子がみな、なんともいえず滑稽。
あまり考えすぎず読むほうが楽しめるかも?

動物達の会話もなんとも可愛らしく、クスッと笑えます。
現代版・宮澤賢治っていう趣きかな。会話の味わいが似てるかも。

下和田サチヨさんの(まるで子供が描いたような!?)素朴な挿絵も
堅苦しい主張のようなものが微塵もない(!)のがまたいいですね。





kappa_ginga at 17:05|Permalink│Comments(0)