陰日向に咲く

2007年03月02日

Book Review:劇団ひとり『陰日向に咲く』

ご存知、劇団ひとりの話題の一冊・・・つっても
これまた図書館で・・・予約を入れたのが昨年5月!!
(その時点で64人待ち。)
実に9ヶ月ほど待ち(!)でようやく読んだので
もう話題、といっても
ちょっとタイムリーではないんですが・・・。

いやしかし・・・予想以上に面白かった!!

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 ※ ちょっと今回のReviewは「ネタバレ注意」です(^з^)


「短編5話の登場人物が、実は少しずつリンクしていく・・・」
という構成は結構ありがちで
読み始めは「ん・・・ちと、あざといかな・・・」と思ったが
でもその関わり方がなかなか絶妙で唸ってしまった。

章ごとの短編は、星新一風のブラックやオチが効いてて
これにもまた「・・・う〜ん・・・やるじゃん♪」と思わずほくそ笑んでしまう。

(第三章『ピンボケな私』のトリックにはすっかり引っ掛かった(^^;Δ
 思わず、また改めて冒頭から読み返してしまった・・・(^^))

オチのつけ方なんかはさすが
こういうところでふと「芸人・ひとり」としての顔が垣間見えてきますな〜。

彼の一人芝居、ってちゃんと見たことがないけど
なんか彼の舞台の情景が浮かんでしまった・・・。
ラスト。オチて、ストンとスポットライトが落ちる感じ・・・なんてのが(^^)。

プロの作家でもない芸人の処女作にして
ここまでの構成力と文章力には、正直、驚き。
ホロリとくる泣き芸・・・じゃなかった泣き所もグー。

ひとり・・・。こいつ、やるなあ!!

kappa_ginga at 23:41|Permalink│Comments(0)